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グリーンリフォームローンとは、省エネリフォームに利用できるローンです。政府が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅金融支援機構は資金面から省エネリフォームの支援を開始。今住んでいる持ち家の省エネリフォームだけでなく、セカンドハウスや実家なども対象です。最大500万円、返済期間が10年以内、融資手数料・担保・保証不要など、リフォームを検討中の方にとって使いやすいでしょう。今回は、省エネリフォームが対象の「グリーンリフォームローン」について解説します。
グリーンリフォームローンとは、一定の基準を満たす省エネリフォームに利用できる融資です。ローンには次の2種類があります。
・グリーンリフォーム:断熱改修をして省エネを満たすリフォームや省エネ設備を設置するリフォーム
・グリーンリフォームS:断熱改修をしてZEH水準を満たすリフォーム
省エネ性能を著しく向上させるリフォームの場合は、金利を大きく下げた「グリーンリフォームS」が利用できる予定です。融資額は500万円までで、省エネリフォームと併せて行うリフォームも融資額の対象です。また、満60歳以上は高齢者向け返済特例(ノンリコース型)が利用できます。
グリーンリフォームローンは、住んでる住宅やセカンドハウス、両親が住む実家も対象です。省エネリフォーム以外の水回りや外壁塗装のリフォームも融資対象なので、リフォームを検討されている方には利用しやすい条件でしょう。
利用条件の概要は下記の通りです。
・対象となる住宅:自ら居住する住宅、セカンドハウスまたは親族が居住するための住宅
・対象となるリフォーム:断熱改修や省エネ設備設置の省エネリフォーム
・融資額:最大500万円
・返済期間:10以内
・金利タイプ:全期間固定金利
・担保・保証・融資手数料:不要
・団体信用生命保険:利用可能
・現場検査:適合証明検査機関の現場検査により、工場要件への適合を確認
その他の詳細は、住宅金融支援機構の詳細ページをご覧ください。
https://www.jhf.go.jp/files/400361343.pdf
融資の利用には、工事要件を満たす必要があります。適合証明検査機関の現場検査を受け、適合証明書を取得しなければなりません。検査には手数料がかかり、検査期間や適合証明技術者によって費用が異なります。まずは、現場検査を受けてから工事要件が満たされていた場合のみ融資の利用が可能です。
今回は、省エネリフォームが対象の「グリーンリフォームローン」について解説しました。2022年10月から開始される融資制度ですが、省エネリフォーム以外のリフォームも融資対象なので、実家のリフォームを検討されている方にも利用しやすいでしょう。今後は省エネ性能の高い住宅が主流になる未来も予想されますので、リフォームで省エネを高める選択肢も検討されてみてはいかがでしょう。